活動報告

広域行政に対する取組~九州・沖縄未来創造会議(第5回)、広域行政懇話会(第1回)~

2012年01月10日 お知らせ

 平成23年11月1日、国主導ではない地方の視点に立った道州制を含む国・地方の将来のあり方について情報及び意見を交換することを目的とする、「九州・沖縄未来創造会議」(第5回)が、福岡県福岡市のANAクラウンプラザホテル福岡で開催されました。
 「九州・沖縄未来創造会議」は、九州・沖縄各県議会4名の計32名で構成され、当日は24名が出席されました。
 会議では、協議に先立ち九州各県議会議長会会長である、原口剣生福岡県議会議長より挨拶の後、福岡県の藏内勇夫議員(九州の自立を考える会会長)が会長に、佐賀県の峰達郎議員が副会長に、福岡県の浜﨑達也議員が事務局長に選出されました。
 協議では、最初に、九州運輸局の河原畑徹企画観光部長から「九州・沖縄観光戦略」と題し、九州・沖縄の観光客の動向及び国における広域的な観光振興策について御講演いただきました。これに対し、九州の認知度をアップさせるためのイメージづくりの方策や九州全体の高速交通体系の整備、観光誘致活動等について、質疑や意見が交わされました。
 次に、東京大学大学院の松原隆一郎教授から「九州・沖縄の農業政策(TPP問題等)」と題し、TPP(環太平洋経済連携協定)参加の問題点について御講演及び質疑が行われました。
 さらに、福岡県議会事務局の安武弘光調査課長から「九州広域行政機構を巡る国の動向」と題し、地域主権戦略会議等での国の出先機関改革の状況について、説明が行われました。

 平成23年12月22日、九州・沖縄未来創造会議の分科会である「広域行政懇話会」の第1回会議が、福岡県議会第2議会会議室で開催されました。
 「広域行政懇話会」は、九州各県議会議長会において、九州地方知事会が設立を目指す「九州広域行政機構(仮称)」に関する審議に当たり、あらかじめ調査、論点整理、協議等を行う機関です(沖縄県の参加は任意)。沖縄県を除く九州各県議会から20名の議員と、九州各県議会議長会会長である原口剣生福岡県議会議長が参加され、座長には福岡県議会の藏内勇夫議員が選出されました。
 会議では、最初に、九州地方知事会の事務局から、大分県総務部の島田勝則審議監が招かれ、「九州広域行政機構(仮称)と国の動向について」と題し、九州地方知事会の取組みを再確認するとともに、揺れ動く国の出先機関改革状況について講演されました。
 次に、九州観光推進機構事業本部の大江英夫事業本部長より「九州における広域観光推進の取り組みについて」と題し、「観光王国九州」を目指した推進機構の取組みや成果について講演されました。
 これらの講演を踏まえ、九州各県が一体となって取り組むべき課題について、各県の委員は熱心に質問や議論を行いました。

一覧へ戻る

ページのトップへ